20歳代の台湾人と中国人の2人が来店した。中国人の方は見覚えがあった。それで尋ねると「来たことがある」という。草津のホテルで働いているそうだ、2人とも故郷の大学や日本語学校で学んで就職でやってきたらしい。
ちょっと前まで考えられなかったことだが草津は外国人、特に香港人と台湾人の旅行客でいっぱいだ。昨年草津でも一二を争うでかいホテルを定年退職した知人がいるが、その彼でさえも事情がわからないほどこの一年の変化も激しいらしい。
部屋に温泉をひいた湯船があるような高級旅館が流行っているし、星野リゾートの進出も決まったし、皆中華圏の観光客をあてにしているのだと、やっと気づいた。そういう旅館やホテルは日本にいる中国語を話せる人を探すのではなく、日本語を話せる中華圏の若者を直接募集しているのだということだ。
ところで、来店した台湾人の方は写真が好きでインスタのフォローをすることになった。渋峠からの素晴らしい夕景や草津から見た銀河系の写真がたくさん載っていた。私はといえば相変わらずお隣さんのわんちゃんの写真を見てもらった。写真好き、ソニーα使いってことで親しくなった。年齢は30歳ほど違うが面白いなって思う。写真はその人の生きてきた環境が反映されることを彼も認めていた。そうなんです。私が彼の国へ行ったら彼が撮らないものを好んで撮るだろうし、彼が日本で撮るものも見てみたい。きっと私が撮らないものを撮るだろうから。

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